お水専科 日本の水の硬度分類とは 中軟水(中硬水)の効果やメリット・デメリット

中軟水(中硬水)の効果やメリット・デメリット

中軟水(中硬水)の効果やメリット・デメリット

中軟水(中硬水)とは

中軟水とは、硬度が60ml以上120ml未満の水のことを指します。中硬水と呼ばれることもあります。

硬水の基準値

  • 硬水…硬度120ml以上の水のこと
  • 中軟水(中硬水)…硬度60ml以上120ml未満の水のこと
  • 軟水…硬度120ml未満の水のこと

一般的に、硬度120ml以上の水を硬水、120ml未満の水を軟水と呼びます。その中の区分として、中軟水(中硬水)があり、硬水と、軟水の間に位置する水です。

そのため、軟水の中でも比較的多く、カルシウムやマグネシウム、天然ミネラルなどを含んでいます。

中軟水(中硬水)の3つの効果

では、この中軟水(中硬水)を効果はどのようなものが挙げられるかですが、次の3つの中軟水(中硬水)が挙げられます。

  • 身体への吸収が良い
  • 胃腸に負担がかからない
  • 老廃物の排出

身体への吸収が良い

まず第一に、中軟水(中硬水)の効果として挙げられるものとして、身体への吸収が良いことが挙げられます。

日本の水は、軟水が多いため、相性もよく身体への吸収が良いです。

そのため、日常の水分補給や、スポーツ時の水分補給には、硬水よりも軟水の方が向いているとされています。

胃腸に負担がかからない

日本人が軟水を飲み慣れているというのもありますが、いろいろなミネラルが含まれていないため、胃腸に負担を掛けません。

最近では、ダイエットや美容のために、硬水を飲んでいる方が増えていますが、いきなり多量の硬水を飲むとお腹を下す事があります。

このため、硬水を多く飲む場合には、注意が必要です。

ただ、軟水でも大量の水を一度に飲むと水中毒にもなってしまうので、少しずつ数回に分けて飲むようにしましょう。

老廃物の排出

中軟水(中硬水)には、老廃物の排出を促す効果があると言われています。

これは水の硬度が低いほど効果があると言われていて、日本の水道水の硬度の平均が50mlぐらいなので、非常に低いことがわかります。

ちなみに、水道水の硬度が最も低いのは愛知県(硬度26.476ml)で、反対に、最も硬度が高いのは沖縄県(硬度84.006ml)となっています。

さらに、デトックス効果を目的に水を飲む場合ですが、軟水よりも硬度の低い、超軟水というものもあるので、そちらを利用するとより、代謝をより促進させることになります。

中軟水(中硬水)のメリット

先ほどの中軟水(中硬水)の効果でも挙げましたが、メリットとしては、これらが挙げられます。

  • 身体への吸収が良い
  • 胃腸に負担がかからない
  • 老廃物の排出

また、軟水の中でもミネラルが豊富に含まれているため、マグネシウムやカルシウムを多く摂取することが出来ます。

中軟水(中硬水)のデメリット

中軟水(中硬水)のデメリットとしては、次のものが挙げられます。

  • 味が薄い
  • 風味が強い

冒頭にも書きましたが、日本では軟水が一般的ですが、沖縄県や熊本県、千葉県などの水道水がこの中軟水(中硬水)に含まれます。

また、中軟水(中硬水)は軟水の中でも、ミネラルが多いため、料理などに使うとマグネシウムなどミネラルの風味が付いてしまうこともデメリットとして挙げられます。

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